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仕事を月・火・水で完結させる!? 臼井由紀 『やりたいことを全部やる! 時間術』

 こんにちは、アヲノ旗です。

 

 先日、資格試験の帰りに書店で見つけて、帯の文言に惹かれて購入した本を読了しました。

やりたいことを全部やる! 時間術 (日経ビジネス人文庫)
 

*三行要約

・特別な勉強をしたことのなかった著者が、病身の夫に代わり経営者となる

・時間の使い方を意識して、行政書士宅建士などに短期合格

・著者による実践的な時間術・勉強術

 

 

*参考になった章(概要)

①お金と時間はケチらない

・「ながら族的時間活用術」はやめる(朝食を食べながら英語の勉強をするなど)

・時間密度を高めるために、「ある行為に二つも三つもの意味を持たせる」「一つの行為を、いくつかの目的のために利用する」

・例えば、資格試験の「合格」だけを目指すのではなく、勉強をして得た知識を、どう生かすかを中心に考える

・地方の講演に行った際には、その土地の周辺情報なども合わせて蓄える、など

 

②忙しいときに勉強をすると、心のゆとりが生まれる

・「勉強をする=自分のやりたいことに時間を使うこと」=

「時間に支配される立場から、時間を支配する立場に変わる」

・「いつまでも、あると思うな時間と命」「今できることはさっさと済ませる」

 

③1週間は金曜日から始めなさい

・1週間を、月曜日から水曜日までの三日間しかないと考えることで、仕事を三日で終わらせる気持ちで処理(帯に書いてあったものと同じですね)

・月曜~水曜の間に、「回収度が高い=例えば、やると費用対効果が高いもの」を優先的に処理

・木曜日を、月~水の仕事の進捗やチェックにあてる

・金曜日は来週の下準備や将来のことを考えるのにあてる

 

④「欲」が目標達成への時間を縮める

・目標達成のご褒美は、人から見ればバカじゃないかと思えるぐらい即物的なものにする

・「欲しい」と思うだけでなく、ビジュアルで訴えかける(行きたい場所の写真を常に持ち歩くなど)

・「ご褒美デー」を週に一回設けることで、自分をギチギチに絞めすぎない

 

⑤頭だけでなくバランスよく体も疲れさせる

・頭脳労働に終始してしまった日は、体も動かして、睡眠の質を良くする

 

⑥魔法の呪文かきくけこ

・「か=簡単」=複雑なものばかりに心を奪われるのではなく、シンプルにものごとを考える

・「き=興味」=興味が持てるものを優先する

・「く=グレー時間」=「何もしていない時間」を減らす。迷ってグズグズしている時間をなくす。

・「け=決断」=決断は15分以内に!

・「こ=行動」=有言実行しなければ始まらない

 

*MEMO

 「③1週間は金曜日から始めなさい」はやはり最初に惹かれた通り、目からウロコでした。PDCAサイクルは大事だとはよく言われますが、「そんなことしている時間なんてないよ」と言わせず、時間の捉え方から変える。これぞ発想の転換だと思います。木曜なら、急に舞い込んできた依頼も処理できる余裕ありますし!

 

 「⑥魔法の呪文かきくけこ」はあとがきに書かれていたのですが、これならときどき頭に思い浮かべられるなあと思いました。特にグレー時間はよくありますね。Twitterを眺めている時間とか減らしていきます。

 

 あと、資格試験の勉強からの現実逃避として、よくこの手の本を読んでいる自分に気付けたのが一番の収穫かもしれません(笑)