ドイツ語検定準一級に合格するまでにやったこと
こんにちは、アヲノ旗です。HNを決めていなかったのに気付いたので、今更ですが決めました。由来は、ジャムのアヲハタさんから。製品だけでなく、あのロゴマークが無性に好きです。
さて、タイトルの通り、ドイツ語検定準一級に合格したときに参考にしたサイトや本を紹介します。
※一通り基礎文法を勉強した方・英語に抵抗があまりない方向けです。
今回紹介するのは、
①「Harry gefangen in der Zeit」というオンラインコース(無料)
②「新・独検合格 単語+熟語1800」という日独単語帳
③「Mastering German Vocabulary」という英独単語帳
です。
ちなみに、私自身はドイツ語検定テキストはパラパラ見た程度です。二級までは基礎的な文法をきちっとやっていれば合格します。準一級の二次面接対策だけは、大学の先生とやっていました。そのときのことはまた別の記事にでも。
あと、語学の底上げに、好きなメロディのドイツポップを簡単に翻訳・歌ってみるのもアリ。
今は全く関係のない仕事に就いていますが、実はドイツ語ドイツ文学研究室卒です。といっても、基礎を固めるはずの一年・二年生の間に部活とバイトに打ち込みすぎてしまい、ダメダメなまま三年生を迎えました。ドイツ語を見るだけでもイヤだったし、講義で発表するときに、訂正ばかりされる自分に不甲斐なさを感じていました。
それでも、三年のときに「このままじゃだめだ!」と一念発起して、その年の春試験でドイツ語検定二級を、秋試験で準一級に合格することができました。
まずはじめにやったことは、「なぜ勉強が楽しくないのか」分析することでした。
その理由として、私は三つ挙げました。
①教材が面白くない
②そもそも基礎の文法が分からないままで読んでいる
③今の自分のレベルが分からず、どの教材を選べばいいかわからない
実は、上記三つをいともたやすく解決する魔法のサイトがあります。
「Deutsche Welle(直訳するとドイツの波)」という国際放送事業体が運営しています。(ドイツ語版NHKみたいなもの?)
ニュースやドイツ語講座の音声・PDFを無料で使えるというスグレモノ。
残念ながら日本語は対応していないので、英語かドイツ語(その他全30言語)で読むことになります。
コンテンツが豊富なのはいいことなのですが、初めてだと戸惑っちゃいますよね。そこで私が使っていたのはこちら↓
「Harry gefangen in der Zeit(直訳:時間に囚われたハリー)」は初級から中級まで、面白いストーリーを楽しませつつ、ぐいぐいと引っ張ってくれます。
ストーリーは簡単。恋人の故郷であるドイツ旅行に来たワガママ自己中傲慢男のハリー。とあることがきっかけで、存在しないはずの4月31日という一日を繰り返すことになってしまいます。不慣れなドイツ(ドイツ語も勉強するの嫌い)で、彼はこのループから脱け出せるのか…!!! というちょっとファンタジックなお話です。
このコースの面白い点は、主人公のハリーがドイツ語大嫌いなところです。だいたいの語学教材の登場人物は勉強に意欲的過ぎてテンションについていけないことがあります。が、このコースの場合、多少文法の勉強につまずいて嫌になっても、あまりにもハリーがドイツ語に暴言を吐くので、「まあまあそこまで嫌わなくてもいいじゃない」みたいな心理にさせてくれます(笑)
ストーリー+練習問題(並び替えとか簡単なもの)で一回分15分、一日2回分の計30分で毎日ダラダラやっていました。続きが気になるのでついついやってしまいます。一日分のハードルを限りなく低くすることが大切です。
単語帳では、
を使っていました。大学の先生が指定していたもので、シンプルな紙面構成が好きです。知っている単語をグリグリつぶすのが快感。
もう一つオススメするのは、
Mastering German Vocabulary: A Thematic Approach (Barron's Vocabulary Series)
- 作者: Veronika Schnorr
- 出版社/メーカー: Barrons Educational Series
- 発売日: 1995/08/01
- メディア: ペーパーバック
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これ!!!! 日独単語帳を何度買ってもほとんど開かなかった私が唯一これだけは読めました。英独単語帳なのですが、なんといってもこの本が優れているのは、テーマ別に分かれているところです。
テーマ別→基礎単語→応用単語の順に記載されているので、一周目は基礎単語だけ、とか好きなテーマからやろう、とか気軽にパラパラ見れるところが好きです。私の場合は、知っている単語はフリクションマーカーでチェック・ついでに例文もちょろっと読む、を繰り返しました。これだけでもだいぶ語彙力はついてきます。
もちろん、上記三つだけで合格するほど甘い試験ではないですが、「今使っている教材に一つ足してみたいなあ」と思ったときにでも思い出していただければ幸いです。